ラケットの重さ考察〜自分に合ったラケットの重さとは〜

 皆さんは、今使っているラケットの重さが自分に合っているかどうかを考えたことはあるだろうか。 ラケットの重さは、プレーのパフォーマンスに大きく影響するとても大切な要素である。 この記事は、そんなラケットの重さに関して考察していきたい。

■ ラケットの重さに関する3要素
ラケットの重さに関する3つの要素として、重量、バランスポイント、スイングウェイトがある。 重量は単純にラケット全体の重さで、バランスポイントはラケットの重心の位置である(数値が大きいほど重心が頭の方にある)。 そしてスイングウェイトは、ラケットを振った時に感じる重さである。 カナヅチを想像してもらうとわかりやすい。 カナヅチは、持つ場所によって振った時の重量感が全く違うだろう。 それとラケットも同じである。 スイングウェイトは、(ラケットの重量×バランスポイント)に比例すると考えてもらっていいだろう。


この3つの要素が、ラケットをスイングする時に大切になってくる。 Wilsonのバーン95、バーン95jなどのラケットは非常に頭が重くなっていて、重量がそこまで重くない割にスイングウェイトがとても重くなっている。 これらのラケットはスイングした時にハンマーのようにヘッドが走り、大きなパワーを生み出す。
これらの例外を除いて、ラケットは大体重さが重くなればスイングウェイトも大きくなる傾向にある。 そのような中で、重量をどのように選ぶべきなのだろうか。

■ 重さ×速さ=パワー
厳密な物理の視点から見れば間違っているかもしれないが、(重さ×速さ=パワー)という式でイメージしてもらうとわかりやすいだろう。 ラケットが重くなればなるほど、スイングが早くなればなるほどパワーは上がる。
だからと言って、パワーを上げるために重さを増やせばいいというわけではない。 テニスではパワーをコントロールできなければミスになってしまう。


■ スイングスピードとのバランスを考える
テニスで打球をコントロールするためにはスイングが大切である。 しっかりスイングができないと、ボールに力が伝わらなかったり、回転がかからなかったりしてミスにつながる。
つまり、ラケットの重さが重すぎると、スイングに弊害が生じて、ミスが増える。 しっかりと打点に入ってスイングできているときは球威が出ていいが、少し体勢が崩れたり疲れた時に振れなくなりやすく、回転がかからなかったりしてミスが増えるのだ。
逆に、ラケットが軽すぎるとボールの威力がなくなる。 しっかり振れる重さなのでスイングは安定しミスは減るが、パワー不足、ボールが飛ばないという現象が起きるのだ。

ラケットが重すぎると起きる現象 ・全体的にミスが多い ・回転がかかりきらずにぶっ飛んでいくことがよくある ・疲れてくると振れなくなる

ラケットが軽すぎると起きる現象 ・打球に威力が出ない ・相手の強い球に押されがち ・回転過多で球が浅くなる

これらを踏まえて、最適な重さを考えてみてはいかがだろうか。