ジュニアJPINシステムは機能するか

いよいよ、来年の全日本ジュニアに繋がる大会からジュニアJPINシステムの使用が始まります。
そもそもJPINとは選手向けサービスレベルの向上と大会運営業務の負担軽減とレベル向上を目指し、 日本テニス協会が平成26年度から導入した大会管理・運営システムのことです。一般大会は先駆けて 導入されていましたが、平成30年度よりジュニア大会に関してもJPINシステムの対象となります。



現在、ジュニアランキングは国内で統一されておらず、各地域のテニス協会が独自のシステムで ランキングを作成しています。このランキングは各地域から全国大会への推薦順位決定に用いられ、 ランキングの影響する範囲は全国大会、つまり地域外にも及んでいます。

しかし、地域によって選手の総数や実力が異なる中で、各地域から選手が選ばれ全国大会に進む現状では 全日本ジュニアでさえも、実力によって選ばれた64名によるジュニア日本一を決める大会とは言い難いのです。
正しく機能すれば、統一され、正確なランキングを導入することは今後の日本テニス発展を考えた場合でも有益なものと言えます。


一方で、その正しく機能するかという面では課題が多いように見えます。
2018年度の対象はあくまで全国大会とその地域予選大会となっていますが、その地域予選のシード順は 結局現状の地域ランキングに基づくものです。全国大会関連の大会だけ統一ランキングを使用しても 現状と大きな変化は生み出せません。そのため、2019年度の大会は公認大会等も新ランキング に含めて行われるのではないかと推測されます。

しかしながら、関東における公認大会のような大会は関東以外ではほとんど実施されていません。
ポイント獲得のために公平を期すならば、公認大会は日本全国で開催される必要があります。


さらに、公認大会を開催しても結局地域内の選手と対戦することになってしまうため、 グレードの大きい大会(関東でいうところの4A大会のような大会)を北海道や九州など各地で 開催し、別地域の選手との対戦機会を増やす施策や、また国内遠征を円滑に するサービスなども提供されるべきだと考えられます。

以上のように導入は始まったものの、まだ課題は山積していると言えます。
Tennis Indexも何らかの形で協力できるような取り組みをして参ります。


(記載している情報の正確性については保証いたしかねます。)