【ジュニアも必見】慶應チャレンジャーコラムその1

日本で一番大きなプロの大会はなんだろうか?言うまでもなく、男子ではATP500の楽天オープンが頭に浮かぶだろう。では、その次に大きな大会は?
実は、日本で2番目に大きな大会は全て大学生が運営しているのである。その名も「慶應チャレンジャー」。
慶應義塾大学の体育会庭球部に所属する学生のみで運営されるこの大会は、2007年の初開催以来今年でなんと12年目。
未来のスター選手が集う登竜門的大会。そんな大会を裏で支える慶應義塾体育会庭球部に今回はズームインする。
<写真は慶應義塾大学庭球部員とWelfieメンバー>

慶應チャレンジャー国際テニストーナメント2018 ホームページ
慶應義塾大学体育会庭球部 ホームページ


実際に慶應義塾体育会庭球部に伺い、インタビューをさせていただいた。

—資金繰りの問題—
まず今回インタビューをしてみて驚いたのが、チャレンジャー開催に必要な資金を庭球部の学生のみで集めているという事実である。 他の大会であれば、メインスポンサーとして資金を提供する会社が付いている場合が多い。 しかし、慶應チャレンジャーではそのようなことはなく、大学生が様々な工夫を凝らして資金繰りを行っているのだ。
「他の大会は、大きな会社がスポンサーとして資金を提供している所もあります。 しかし、慶應チャレンジャーはそのような会社がなく、学生主体で資金を集めることに苦労しています。 そのため、クラウドファンディングなど様々な工夫をして資金を集めています。 資金が集まらなければ大会を開催できないというプレッシャーが大きいので、資金繰りに苦労しているということを発信したいです。」(慶應義塾大学3年 本玉)
クラウドファンディングで資金を調達しているのは興味深い。 学生のみで運営しているとは言ったが、誰しもがクラウドファンディングで協力者の1人になれる。そんな大会はなかなかない。
慶應チャレンジャー国際テニストーナメント2018 クラウドファンディング詳細ページ


—日本と世界を繋ぐ大会—
毎年、慶應チャレンジャーではワイルドカード大会が各部門開かれている。それを勝ち上がれば、チャレンジャーの舞台に立つことができるのだ。
実際、去年はダブルスでWC出場の慶應義塾大学の福田・今村ペアが第二シードを破りベスト8に入った。日本の学生が世界で戦うことができると思わせてくれた瞬間だった。
WC大会を通して、誰にでも世界に羽ばたくチャンスがあるのだ。世界と自分の距離を肌で感じることができるのも魅力だろう。
ぜひ、皆さんも出場してみては?
現在申し込み受付中のWC大会は以下の2大会。
Keio Challenger International Tennis Tournament 2018 ワイルドカード(主催者推薦枠)選考大会 ALL慶應部門
Keio Challenger International Tennis Tournament 2018 ワイルドカード(主催者推薦枠)選考大会 女子Jr.部門

—女子大会の存在—
慶應チャレンジャーには昨年から女子大会も加わった。 男子ではあったが、女子にはなかった2月に行われる登竜門的大会が増えたことにより、男女関係なくより世界との距離が近くなったと言える。 まだまだ男子大会に比べて認知度は低いが、昨年優勝選手はその後弾みをつけて全仏オープンの予選に出場することができた。 そのような大会が開催される意味は非常に大きい。男子だけではなく、女子の大会にも要注目である。


—学生主体の運営に注目—
チャレンジャーはATP、ITFの元で運営される。それらの組織と英語でコミュニケーションを取るのも学生の役割である。
「自分達の価値観だけでコミュニケーションをとると、食い違いが発生するので、広い考え方を持つということが大事です。 マメに連絡をして、食違いを少なくすることを大切にしています。 また、海外のプロ選手とのコミュニケーションも同様に、細かく注意しないとどうしても食い違いが発生してしまうことがあります。 もし失敗しても、それをマニュアルに加えていき、2度同じ失敗はしないように徹底しています。」(慶應義塾大学2年 日下部)
また、ただのチャレンジャーではなく、学生主体で楽しい大会にして、盛り上げることを意識しているという。 部員によるクリニックなどのイベントであったり、チャレンジャーとしての大会の質を毎年上げていくことを目標に取り組んでいる。

—最後にジュニアに向けてー
「ジュニアの人も夢を持ってテニスをしていると思います。 このチャレンジャーにもWCなどのチャンスがある大会で、 WC大会で優勝して予選上がって本戦も優勝してという風になったらグランドスラム等も夢ではないので、 私たちが運営するのも未来の世界チャンピオンを出したいと言うか、登竜門としてあります。 なので、来るお客さんも今は名が知れていないがいつか世界チャンピオンになる選手を見ることができたり、 ジュニアでもその選手達と戦えるチャンスもあるので、夢を持ってこの大会にも臨んできて欲しいです。
学生は入場料が無料です。無料で来れるので時間があれば来て、世界のトップレベルに近い選手を見れると言うチャンスは他にないと思うので。 時間があれば来てほしいです。
大学テニス界は主観ですが、社会に出た時の縮図です。 国際大会を運営したり部の中でも各自役割が与えられてそれをより良いものにするために色々考える、 と言う自分自身が成長できる空間だと思うので、高校でやめる人やサークルに行く人もいると思うが是非体育会に入ってテニスを続けてほしいですね。 大学生活で縛られてしまうことは多いが、自分のためになることは多いと感じているので、 ぜひそのようなところをジュニアにも広めていければいいのかなと思います。」(慶應義塾大学3年主将 中村 押野 2年 日下部)


学生主体で盛り上げる慶應チャレンジャー。プロとの距離が近かったり、学生の運営よるアットホームな雰囲気が魅力である。しかも、学生は入場無料。 是非、足を運んでみてはいかがだろうか。

次週は参戦する選手に着目して慶應チャレンジャーを掘り下げていく。

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