【ジュニアも必見】慶應チャレンジャーコラムその2

日本で一番大きなプロの大会はなんだろうか?言うまでもなく、男子ではATP500の楽天オープンが頭に浮かぶだろう。 では、その次に大きな大会は? 実は、日本で2番目に大きな男子の大会は全て大学生が運営しているのである。その名も「慶應チャレンジャー」。 慶應義塾大学の体育会庭球部に所属する学生のみで運営されるこの大会は、2007年の初開催以来今年でなんと12年目。 未来のスター選手が集う登竜門的大会。前回は、大会を裏で支える慶應義塾体育会庭球部にズームインした。

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今回は、今まで慶應チャレンジャーに出場した選手に着目して特集して行く。

まずは昨年の慶應チャレンジャーで準優勝を飾ったクォン・スーン・ウー選手(SOONWOO KWON)に関する優しいお話から。 オールラウンドなプレーが魅力の、韓国期待の新星だ。
そんな若手選手のプレーを学生の靴紐が支えた。 昨年の準決勝で、クォン選手の靴紐が切れるというハプニングが起こった。 彼は替えの靴紐を持っていなかったのだが、学生の部室にある靴紐を取り替えてプレーを続けることができた。 そして、見事勝利して決勝に駒を進めた。その後、クォン選手は紐を取り替えた靴を捨てずに持って帰ると学生と話したそうだ。 そんな心温まるエピソードが生まれたのも、アットホームな雰囲気の慶應チャレンジャーだからこそかもしれない。 今年の全豪オープンではWCで本戦に出場している。もし靴紐がなければ全豪には出ることができていなかったかも、、、?



そして次に、昨年そのクォンに勝利して見事優勝を飾ったのが杉田祐一選手。現在大活躍中なのは皆さんご存知だろう。
慶應チャレンジャーで優勝した後、韓国のフューチャーズで優勝。 その後クレーコートシーズンでは、ガスケ、カレーニョ=ブスタなどのトップ選手を破り、 芝シーズンのサービトン・トロフィー・チャレンジャーでは優勝。
さらに、アンタルヤ・オープン(ATP250)においてはツアー初優勝を果たした。 日本人でのツアー優勝は、松岡修造、錦織圭に次ぐ3人目の快挙。


またATP世界ランキングは、松岡修造の46位を抜いて、キャリアハイの36位を2017年10月9日に記録。 錦織圭に次ぐ日本男子歴代2位となった。慶應チャレンジャー優勝をきっかけに弾みをつけたのは間違いないだろう。
最後にもう一人、優勝で弾みをつけた選手がいる。 昨年の慶應チャレンジャー女子優勝の大前綾希子選手である。 女子大会は昨年が初めての開催。 今まで、2、3月の春先には日本でチャレンジャーレベルの大会がなく、慶應チャレンジャーができたことにより、 日本でもポイントを稼げる機会が増えた。大前選手はそのチャンスを逃さずに優勝。 全仏オープンの予選に出場することができた。

クォン選手のエピソードのように、学生主体で運営するアットホームな雰囲気が魅力の大会。 そして、杉田選手や大前選手のように、出場者がその後グランドスラムで活躍することも珍しくない慶應チャレンジャー。 登竜門として、ステップアップしようとする選手がたくさん集まる。 そんな選手たちを間近で見ることができる機会は、なかなかない。 ぜひ、世界レベルの戦いを観に行ってみてはいかがだろうか。

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